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● f-TUL

経尿道的尿路結石除去術(レーザーによるもの)

 −より安心で確実な尿路結石治療法を目指して−

 2012年4月より大学病院のスペシャリストと連携し、軟性尿管鏡とレーザー(ホルミウムレーザー)を組み合わせた経尿道的結石砕石術(f-TUL)を実施できる体制が整いました。これにより、当院での尿路結石(腎結石、尿管結石、膀胱結石)に対して治療の選択肢が一つ広がりました。

 

 f-TULのメリットはなんでしょうか?

* 内視鏡で直接確認しながら、レーザーで結石を破砕・摘出でき根治を目指すことができます。


 対象となる結石は?

* 腎結石、尿管結石などのほぼ全ての尿路結石です。



f-TULはどのような手術ですか?

f-TULは、軟性(もしくは硬性)尿管鏡を尿管や腎まで挿入し、直接結石を確認しながら、レーザーを用いて破砕します。破砕された結石はバスケットカテーテル(結石をつかむ器具)で回収するため、安全かつ確実に破砕から摘出が可能です。
しかし、両側の尿路結石や大きな結石など1回で破砕・摘出できない場合、尿管狭窄で内視鏡が挿入できない場合などもあります。
患者様の状態や希望に合わせた治療法を選択しています。

 

結石(嵌頓・停滞・癒着など)の影響や尿管内でレーザー照射や器具操作等による尿管浮腫が起こるため、術後に尿がスムーズに流れるように一定期間は尿管ステントと呼ばれる細い管を留置します。

手術の流れ(腎結石の場合)

手術時間はどれくらいかかりますか?

 麻酔を含めて2時間です。


痛みはありますか?

 通常は、腰椎麻酔下で行います。。
 麻酔科医が状態に応じて対応しており、安心して治療を受けていただけます。


入院期間はどれくらいでしょうか?

 入院期間は、3−4日間です。


尿管の管はいつくらいにとれるのでしょうか?

 ステント留置期間は、術後の状態にもよりますが、約2週間程度です。
 退院後に外来で内視鏡を用いて抜去します。


ESWLとどのように違うのですか?

 体外衝撃波砕石術(ESWL)は、文字通り体外から衝撃波を照射して結石を破砕する手術方法です。当院でも、2004年から導入し治療を開始しています。
 X線透視下で結石の位置を確認し、照準を合わせ、体外から衝撃波を照射することで結石を破砕することが可能で、腰椎麻酔下で痛みが少なく、体への負担が少ない優れたメリットもありますが、破砕された結石が排出される時に痛みを生じたり、結石の位置や硬さにより破砕されないことや完全に破砕されないというデメリットがあります。
 結石の硬さでCT値1000以上は、ESWLで破砕されないため、f-TULをお勧めしています。


【症例】左多発尿管結石症、右腎結石症 ESWL術後
CT画像
左尿管に3つの結石(矢印)を認め、水腎症・水尿管症を呈している。
尿管鏡画像(術中)
画面下側に結石を認める。
結石をレーザーで破砕した。
KUB(術前)
CT画像と一致して左尿管に3つの結石を認める。
KUB(術後)
左尿管結石は、破砕・摘出されている。
術後、尿管ステント留置中。

当院の実績


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